ラピタネットレポート

海の仲間を訪ねて三千里〜後編〜

 今回の目的地は、南紀勝浦。
 南紀白浜空港ができてから、飛行機→電車というアクセスも可能となり、東京からもグッと行きやすくなりました。が、名古屋駅から特急電車、ワイドビュー南紀に乗れば、終点は紀伊勝浦です。私は迷わずこちらを選択。
  乗車時間は約3時間。でも、まったく苦になりませんでした! ワイドビューの名前の通りに、窓は大きく、眺めもgood!乗り心地もgood! (ちなみに、先頭車両の一番前の座席は、運転席越しに前方が丸見えで、まるで展望車みたい。運転気分が楽しめます!)
  紀伊勝浦駅で下車したあとは、勝浦湾の観光桟橋へ。ここから、紀の松島めぐりコースの観光遊覧船に乗船。勝浦湾周辺は、“紀の松島”と呼ばれているように、その景観は仙台の松島にとても良く似ていて、絶景です。紺碧の海には、自然が創造した大小の島々や奇岩が点在。ラクダ岩、ライオン島、洞窟の鶴島など。まさに南紀随一の景勝地。観光船は、オルカ号、イルカ号、クジラ号、と3種類あり、海の仲間を形どった船なのもご愛嬌。
  観光桟橋から乗った船は、鯨浜公園桟橋で途中下車。ここに、今回私が目指す「太地くじら浜公園」があります。くじら博物館と捕鯨船資料館では、古式捕鯨時代から現在に至る約400年の捕鯨の歴史や、くじらの生態がわかって面白い。海洋水族館では熊野灘、黒潮の育む海の生き物を観察できます。でも、私のお目当ては、自然プールです。シャチやバンドウイルカだけではなく、コビレゴンドウ、ハナゴンドウ、オキゴンドウといった、くじらたちに会うことができます。くじらたちがショーを見せてくれるのにも、ビックリ。そして、餌やり。
イルカに餌やりを出来る場所は幾つもありますが、ここではくじらに餌やり体験をすることができるのです。
  アーンと大きな口を開けたくじらに、お魚をぽいっと投げ入れてやります。くじらに餌やりをしていると、イルカも一頭寄ってきたので、お裾分け。すると、餌やりを終えて帰る私に、そのイルカは「バイバイ」と逆立ちして尾を振ってくれたのです! 感激。
海の仲間たちを見るだけでなく、心のふれあいまですることが出来て、本当に大満足。その夜は、勝浦で有名な天然洞窟温泉で、湯に浸りながら、夜の松島を眺め、潮風に吹かれながら、昼間出会った海の仲間たちに想いをはせたのでした。

(撮影・文/佐々木佐知子)

ワイドビュー南紀の先頭車両。子供は釘付け。デジムービー片手でずっと見ているラピタ世代男性もいました
紀の松島。奇島が点在する絶景は見事!
イルカが最後に尾でバイバイしてくれました!(これ本当)
南紀へはワイドビュー南紀でぜひ。●太地町立くじらの博物館 TEL0735・59・2400